たった3日でセンター英語40点→131点に上げた超速英単語暗記法を伝授してやる②




こんばんは、とうまです。


前回、
私の過去の話をさせていただいた。

以下、あらすじ。


中学時代の私は、
出来杉君もドン引きするレベルで、
超真面目に勉強していた。

そして、偏差値を38くらいから70以上にまで上げ、
高校受験では公立私立問わず、県内全ての進学校に合格。

結果として県内トップの公立高に進学した。


しかし、順調だったのはここまで。


そこから、堕落の日々が始まった。



高校に入学してからは、
昔好きだったゲームの世界に再びのめり込み、
勉強とは程遠い生活を送った。

夏休みは、
1日平均10時間以上ゲーム。

授業中もゲームをしたり、漫画を読んだり、
放課後はサッカーをしたり。

そんなクソみたいな、
でもめちゃくちゃ楽しい日々を送っていた。


元はと言えば、
すべては1つの勘違い。

「進学校に入ってさえいれば、
 大学受験も余裕で突破できる」

高校入学当初、
こう勘違いしたことから始まった。


つまり、こんな勘違いから、
私の大学受験は始まったわけだ。


しかし、当時を楽しみまくっていた私は、
そんなことはつゆ知らず、本当に毎日やりたいことをやっていた。

授業中に漫画を読み、ゲームをし、
放課後はサッカーをし、そのあとは家でゲームをする。


そんなクソみたいな、
楽しい生活を続けていたわけだ。


そして、
気がつけば高2の冬。


そこで私は、
衝撃的な事実を知ることになる。


前回は、
確かこんな感じの話をしたはずだ。


もし、前回のメルマガを読んでいない人は、
そちらを先に読んでいただきたい。


で、今回はその続き。




高2の夏休みも終わり、
いよいよ周りも受験勉強を本格化し始めた頃。

さすがの私も、
ちょっとだけ受験を意識し始めた。





「あと1年ちょっとで大学受験か」


といっても、
具体的に何かを始めるわけでもない。


「大丈夫っしょ」


そうたかをくくっていた。


当時の私は、大学といえば、
東大と早稲田と慶應くらいしか知らない。

一橋と聞いたら、
京都土産の八つ橋が頭に思い浮かぶくらい、
大学受験について何にも知らない、とんでもないクソ馬鹿野郎だった。



そして月日は流れ、
高2の冬。

私は、ひょんなことから、
同じサッカー部の同期がある予備校に通っていることを知る。


そこで私は考えた。


高校受験の時も塾行ってすぐ成績伸びたし、
大学受験も同じように頑張ればいいか。

1年くらい本気で頑張れば、
たぶん余裕で早慶くらいなら受かるっしょ。


この考えが甘かった。

高校受験と大学受験は、
範囲も科目数も求められる知識も段違い。

高校に入ってから2年間、
甘えに甘え、たるみにたるみ、
勉強なんて1秒もしてこなかった代償は、
あまりにも大きなものだった。


というか、全体的に私の現役時代の考え方は、
綿あめに砂糖をかけたように甘々のあまちゃんだった。


自分で大学受験について、
1ミリたりとも調べようとしない。

唯一知ってる情報は、
学校の集会でちょっと聞きかじった程度の情報。

センター試験ってのがあるのを、
かろうじて知っているレベル。


ようするに、
そこらへんの小学生と、
大学受験に関する知識レベルは、
そんなに変わらない状態だった。


一言で言うと、悲惨である。


自分がそんなヤバヤバな状態であるとは、
ちっとも考えていない私は、とりあえず予備校に行ってみることにした。


物は試し。
行ってみればなんかわかるっしょ。


そんな軽い気持ちだった。


最初、塾長と呼ばれている、
小太りのおっさんが現れた。

見た目はただのおっさんなのに、
なんか無駄によい香りがしていたので、
この人のことは覚えている。

あれは香水をつけていたのだろう。



「とりあえず、これ書いて」

渡されたのは、
プロフィールを書くための紙。


そりゃそうか。
まずは自己紹介しないとな。


その紙に、
自分の名前を書き、高校の名前を書き、
所属してる部活動のところには「サッカー部」と書いた。


そして次の項目には、
「得意科目」と書いてあった。


得意科目?

久しぶりに耳にした言葉だった。


2年近くも真面目に勉強していなかったのだから、
久しぶりと感じたのも無理はない。

もし得意科目なんてものがあったとしても、
それは今はもう過去の話だ。


にもかかわらず、
そこに私は「数学」と書いた。


実は、数学だけは超真面目に勉強していた。

なんて、神展開があるわけではない。

むしろ、定期テストでは、
いつも赤点筆頭科目だった。



では、なぜ当時の私は、
得意科目の蘭に「数学」と書いたのか?


実は、
当時の私は理系だった。


浪人してから文系に文転したわけだが、
元はと言えば現役時代の時、私は理系だったのだ。

では、なぜ理系だったのか?


将来、医者になりたかったから?
生物の先生になりたかったから?
エンジニアになりたかったから?


残念ながら、どれもハズレだ。

将来の夢的なものは、
昔から持ち合わせていない。

これが本音。


将来の夢は、周りの人が聞いてくるからこそ、

適当にでっちあげてきただけだ。


「将来の夢は?」と聞かれて、

「そんなものはない」と答えると、

それを聞いてきた大人が不満そうな顔をするのを、私は知っていた。


だから、自分の年齢に応じて、それっぽく、
「サッカー選手」とか、
「公務員」とか「お金持ち」とか言っていた。


まだ幼い子供ながらに覚えた、

「リップサービス」ってやつだね。



本音の部分を言うと、

「とりあえず何か答えておけば周りの大人が黙るから」

適当に答えていただけだ。


それは今も変わらない。


これ、みんな言語化できていないだけで、

同じように考えているんじゃないかな?


だって、将来の夢を言う時って、
決まって誰かに聞かれた時だからね。


小さいうちから当たり前のように聞かれてるから、
みんな当たり前のように受け取ってるけど、

実際、そんなのどうでもいいじゃん。


幼稚園児の将来の夢なんて、
周りの大人から聞かれるから、
知ってる単語を答えてるだけだよ。

絶対そうでしょ。

あんな小さい時から、
将来のことなんて考えられるわけないって。


私が子供の頃は、
車屋さんとかウルトラマンとか答えてたと思う。

それを聞いて大人は喜ぶわけだ。

ようするに、大人のちょっとした楽しみのために、
子供は将来の夢を強要され、消費されてるってこと。


馬鹿げた話だぜ、本当に。


それが中学生、高校生になると、

どこか現実味を帯びたものに刷り変わってる。


適当に選んだはずの夢が、

自分が叶えないといけない夢みたいになってる。



で、結果として、

それに苦しめられてる人も多いと思うんだけどなー。



思い過ごしかもしれないけどね。



ぶっちゃけ、
将来の夢なんて、いらねえから。

5年後のことも分からねえのに、
そんなの考えても意味ないって。


それよりも、今を見つめて、
現実を見据えて生きていきましょー。




話を戻します。


なぜ、当時の私は理系だったのか?


実は、単純な話で、昔から、
「自分は理系の人間だ」と思い込んでいたからだ。


本当にこれだけ。


なぜ、そう考えていたのか?

理由を挙げるとしたら、
昔から算数や数学が得意だったからだろう。

だから理系にした。


といっても、高校生の当時は、
真面目に勉強していたわけではない。

ようするに、
なんちゃって理系だ。


にもかかわらず、
なぜ得意科目に「数学」と書いたのか?


その理由もバカみたいにシンプル。

「昔、得意だったから」だ。


それじゃあ、得意科目じゃねえだろ!

というツッコミは当時の私には通用しない。


というのも、当時の私は、
驚くほど素直じゃなかった。

自分が勉強してこなかったことは認めない。

それどころか、学校の成績は悪い癖に、
「俺は頭が良いから本気を出せばどうにかなる」とさえ思っていた。

さらにタチの悪いことに、
県内トップの公立高に通っていることもあり、
プライドだけは一丁前。


もはや、最悪である。


こいつは手がつけられない。


知らない間に、
最低最悪のモンスターがそこには誕生していた。


今、こんなやつが私のところにきても、
絶対に相手にしたくない。


そんなクソみたいな性格だった当時の私には、
得意科目の欄を「空欄にする」なんて選択肢は、一瞬も浮かんでこなかった。


バカなクセにプライドは高い。

自分のことだから、
遠慮なく言わせてもらおう。


こういう人は、
この世のゴミ以外、何者でもない。


どこかで必ず痛い目にあう。


クソみたいなプライドで守られた化けの皮は、
ちょっとしたきっかけで、いとも簡単に剥がれ落ちていくものだ。



幸いにも、そんなゴミカス野郎だった私は、
その予備校で、自分の現実を知ることとなる。


というのも、
そのあと、その小太りの塾長は、

「とりあえずセンターの過去問でも解いてみる?」

と、私に言ってきたのだ。


センター試験?

大学受験で解かなきゃならないらしい、
あの謎の試験のことか。

まあ、試しに受けてみるのも悪くないな。


ということで、
私はそのセンター試験とやらを解いてみることにした。



渡されたのは、
センター試験の英語の問題。


なるほど、これを解くのね。


「試験時間は80分だからね。
 時間がきたら声かけるから。
 じゃあいいかい?用意、スタート!」


その合図と同時に、
私は渡された問題の表紙を1枚めくった。


もう、おわかりだろう。


そこで、私は、
2年間も目を背け続けてきた、
自分の悲惨な現実を目の当たりにする。



そう、中学生時代、あんなに得意だった英語が、
定期テストで満点を当たり前に取っていた英語が、
全く読めなくなっていたのだ。


私は、愕然とした。


初めは、目の前の現実を、
全く受け入れることができなかった。


??????????


、、読めねえ。


、、、いや、、読めるよな??


、、、、やっぱり読めねえ。



センター試験英語、
第1問、発音・アクセント問題。


そこに載ってるすべての単語に、
見覚えすらなかった。


???????


なんだ??これ???


ページをめくってもめくっても、
読める英文がろくに見つからない。


ゴミのようなプライドが、
粉々に砕け散った瞬間である。



しかし、
当時相当のクソ野郎だった私は、
それでも現実を認めようとしない。


そこで反省の色を見せるどころか、
あろうことか、電子辞書を取り出して、
英語の問題を解き始めたのだ!!!


皆さんご存知、
ダメ学生の伝家の宝刀「カンニング」である。

ゴミカス野郎も、
ここまでくると逆に清々しい。



おかげさまで、
発音・アクセント問題だけは満点だった。


他の問題はどうしたのか?というと、
英文が多すぎるのと、文法知識がなさすぎて、
電子辞書を使っても解くことができなかった。


当時の私は、
脳みそレベルも相当のゴミカスだったのである。


ここまで頭が悪いと、
試験時間も余ってあまって仕方がない。


そこで、当時の私は何をして時間を潰したのか?

というと、

「解答の見直しを始める」なんてことは1ミリも考えずに、


なんと、

「今回の試験が解けなかった言い訳」を考え始めたのだ!


当時の私は、
言い訳無用の惨憺たる結果が目に見えているにもかかわらず、
どうにかしてそのプライドを保とうと必死だったのだ。

ちなみに、そのときの言い訳は、
「お腹が痛かったから解けなかった」だ。



言い訳レベルもゴミカスである。



ちなみに、そのときの試験の結果は、

200点満点中40点だった。


当然のごとく、
ゴミカスレベルの結果である。

電子辞書を使って、カンニングをして、
その結果がこの鼻くそみたいな点数である。

おそらく、
チンパンジーが適当にマークしても、
これくらいの点数は取れるだろう。



私の大学受験の原点はここにある。



これがリアルだ。


笑いたければ笑えばいい。


でも、
この物語を笑えない受験生がたくさんいることを、
私は知っている。


そんな受験生のために、
この文章は書いている。


それ以外の部外者がなんと言おうが、
知ったことではない。


予備校の合格体験記に、
こんなストーリーは載ってはいないだろう。

あそこに載ってるのは、腐った綺麗事の臭いがする、
つまらない、虚構に満ちた物語だ。

予備校の顔色を伺った文章は、
受験生の心に響かない。


あれは暇つぶし程度に読むだけでいい。



予備校の合格体験記が、
綺麗事に満ちた完璧な世界なら、

今回の私の話は、汚くみすぼらしい、
でも、リアルな一人の受験生の物語だろう。


夢を見たいなら合格体験記を読んだ方が良いが、
実際に役に立つのはこちらの物語だと思う。


世の中は、
完全を装った不完全な世界。

綺麗事ばかり言ってくる、
根性が汚いやつらの言葉には耳を貸さなくていい。

時間の無駄だ。


それよりも、
リアルでガチの生の声を聞きまわったほうがいい。

これ本当に大事だよ。


それで、だ。

私の話はここで終わらない。



このあと、どうなったのか?



結論から述べよう。


実は、私は、現役時代のとき、
どこの大学も受験をしなかった。

どこの大学も受験をせずに、
ひっそりと大学受験を終えた。


早い話が、
大学受験から逃げたのだ。


滑り止めさえ受けず、
大学受験を前に、鮮やかな敵前逃亡。


クズ、ここに極まる。


ゴミカスエピソードは、
今回だけでは終わらなかったのだ。

が、その話は、
また別の機会に話すとしよう。


ネタにすることでしか、
ゴミカスエピソードは生きる道がないからね。

乞うご期待。


そしてそのあと、私は浪人をした。
予備校に通わずに、自宅浪人をした。
おまけに、理系から文系へと文転をした。

その自宅浪人の1年間で、
私は参考書を120冊以上やった。


高2の冬は40点だった英語も、
自宅浪人時には得意科目になっていた。

最後のセンタープレでは、
200点満点中200点満点を取り、
マーク模試ではあるが全国1位にもなった。


何がどうなって、
そんな大学受験経歴になったのかは、
また別の機会に話そうと思っている。


次回はいよいよ、

たった3日でセンター英語40点→131点に上げた超速英単語暗記法

これについて話す。


ようするに、

今日話した物語の続きだ。


前置きが長くなったのも、
これには訳があるわけでして。。


詳しくはまた次回。


ってことで、

今回はこのへんで。


ではでは。




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